監督:それではついにカーテンコールでございます。
監督:ここではステラバトル後、それぞれのペアのエピローグを演出していただければと思います。
監督:ステラバトルを終えた後に帰ってきた二人の様子でもいいですし、数日後の日常の場面でも構いません。
監督:それぞれのペアでご相談しつつ、RPしていただければと思います。
監督:と、いったところでカーテンコール一組目は黄色のオダマキこと無形くん舞ちゃんペアにお願いしたいと思います。
穂積 舞:はーい!
風祭 無形:了解!
風祭 無形:煌く残光を残しながら着地「いよっと」
穂積 舞:ふわりと光の粒子が離れて舞の姿に戻る。「お疲れ様。また一歩進めたね」
風祭 無形:「あぁ。 共に戦ってくれた人達にも感謝だな」そう言った後、舞のことをじろじろと見つめる。▼
穂積 舞:「本当だね。強い人たちだった」頷いて、視線に気づき首をかしげる。「ん?どうしたの無形。何か変?」▼
風祭 無形:「いや、ケガとかしてないかと思ってな。 大丈夫だとは思うが一応」心配性(舞限定
風祭 無形:「どっか痛かったりしたら言ってくれよ」▼
穂積 舞:頬を染めつつ笑んで「大丈夫。どこも痛くないよ。ケガもあざもないと思う。……あとどれくらい戦えばいいのか判らないけれど、ずっと傍で無形の力になるから」
穂積 舞:「だから、私もちゃんと言うよ。ずっと一緒に歩いて行きたいもの」▼
風祭 無形:「…あぁ。 これからもずっと、よろしくな」少しだけ仮面をずらして、微笑みを見せながら。
風祭 無形:「ずっとずっと、舞の笑顔を傍で見せてくれよな」▼
穂積 舞:仮面の陰からみえた微笑みに胸を押さえる。仮面の下をみせてくれるのがとても嬉しい。「……ん。勿論だよ。」
穂積 舞:「……今日もかっこよかったよ。」ふふ、と満ち足りた笑顔で笑いかけます。▼
風祭 無形:「舞は毎日可愛いからなぁ。 俺もこういうときくらいしっかり格好良く決めて対抗しないと、な?」▼
穂積 舞:「もうっ、何を言ってるのよっ!」照れながら。思いついたようにちょっと上目遣いで。
穂積 舞:「ねえ無形。バレンタインデーには何が欲しい? ケーキでも何でも作るよ」(バレンタインの習慣が残っているといいな!)▼
風祭 無形:「(じゃあクッキーとかがいいな。 舞と一緒に食べれるし)ここで舞が欲しいとか言ったらどういう反応するかなぁ」本音と建前逆転病▼
穂積 舞:夕日よりも紅く染まった頬で硬直して。息をのんで。「冗談でそういうこと、言わないでよぉ。」そっと近づいて。
穂積 舞:耳元でささやく。「無形の傍にいられるなら。ずっといられるなら。私は何も怖くないよ」▼
風祭 無形:熱の篭った囁きを耳にして、ビクンと跳ねた後。「…お」
風祭 無形:「オアー! オアー! オアアー!」彼女の前で恥ずかしさと喜びの余りピョンピョン跳ね始める▼
穂積 舞:「……格好良く決めるんじゃなかったの? そういうところも好きだけど」くすくす笑って「無形ってバネあるよねー」と変なところに感心しながら
穂積 舞:捕まえていてほしいし、捕まえたいから、ちゃんと言うのだ。「命だって体だって、一緒にあるから。私も無形が欲しいよ?」▼
風祭 無形:「ううぅむぅ…。 舞は本当に、本当になんというか…」なんとか復活しつつ。
風祭 無形:「俺は本当に舞に出会えて良かったよ。 …ただ、もう少しだけ待っててくれな」
風祭 無形:「今だとまだ、舞に求められても全てをあげられないからな」仮面の縁をカリカリと指で引っかきつつ。
風祭 無形:「これを取り戻したら、その時きっと」▼
穂積 舞:「うん、私も無形に出会えて本当に良かったと思ってる」頷いて「全部、くれるの?太っ腹だね……じゃあ取り戻したら」
穂積 舞:「取り戻したら、私も全部持って行ってね。それまで、それからも、ずっと一緒にいるから」ふう、と息を吐いて。「ということでバレンタインはクッキーでも焼きましょうか」▼
風祭 無形:「あぁ、頼むよ。 味付けにジャムとか買ってくるのは任せろ」親指を立てつつ。
風祭 無形:「さ、そろそろ帰ろう」舞の手を自然な動きで握り締めて▼
穂積 舞:「ん、そういう路線のクッキーね。了解。一緒に食べようね」
穂積 舞:手を握り返して「ねえ、無形? 悲しいことも辛いことも、ちゃんと分け合おうね」▼
風祭 無形:「あぁ。 楽しいことも嬉しいことも、な」コツン、と額を舞に当てて、嬉しそうな声で▼
穂積 舞:「約束だよ」額にあたる仮面の感触がいつか素肌にかわることを信じて。歩き出す。▼
監督:…
監督:…
監督:続きまして、白色のヒルガオこと静くん動ちゃんペアにお願いしたいと思います。
加賀美 静:はーい。
掘葉 動:はーい
加賀美 静:ショッピングモールの中をそぞろ歩きしながら。「そういえばさ、今月買い物に随分行ってるけれど、お前手持ち大丈夫なの?」▼
掘葉 動:「んー、たぶん足りる足りる~♪お小遣いもらってるからね~!」
掘葉 動:「あ、あれも買おうっと。ね、これ持ってて」手に持ってた小さな包みを渡す▼
加賀美 静:「マジ?そんなにお小遣いもらえるのかー。ならいいけどさ。何気に羽振りがいいよな」包みを渡され「おう。荷物持ちは任せろ」笑う▼
掘葉 動:「ふふん、可愛がられてるからね~。おじじにおばば、一番上のねーちゃんとにーちゃんにもちょこちょこ貰ってるし、にひひ♪」
掘葉 動:「あ、これも買っておこうっと…あ、静は何か買うものある?」▼
加賀美 静:「ちょ、おま、何その末っ子特典! 羨ましいぞこのやろー。俺なんか親戚の子の家庭教師やって稼いでるんだぞー?」
加賀美 静:黙って買い物袋を受け取り。「お前が欲しいものがあれば、買うけど。……誕生日のプレゼント、まだだったろ?」▼
掘葉 動:「あ、誕生日…そっかー、もうそんな時期か…欲しいもの…んー、今のところ買えるものでは特に無いかなー」
掘葉 動:「というか、一番欲しい物は今貰ってるからなー、ふふっ」▼
加賀美 静:「買えないもの、一番欲しいもの。なんだそれ。俺何かあげたっけ?」忘れてるかなぁ?と首をひねりつつ。
加賀美 静:「本当に何か欲しいもの、ないのか?」▼
掘葉 動:「あー、もうっ。そういうとこが静っていうか、安心するってか…分かるまで教えてあーげないっ♪」(買い物袋を奪いつつ)
掘葉 動:「あ、今回の勝利の記念ね、さっきの包み。ボクからの心ばかりの感謝、というか、プレゼント♪」▼
加賀美 静:「おい、待てよ。俺なんか忘れてる? この年で健忘はマジ怖いんだけど!?って別に荷物もってやるって。これからまだ買い物するんだろ?」奪われた袋を不思議そうに見て。
加賀美 静:「え、これ、俺宛なのか。……いや、それ、俺が渡すべきものじゃないのか?」手の中の包みをためつすがめつして。「ありがとう……開けていいか?」▼
掘葉 動:「大丈夫、健忘症だったらお世話してあげるからさ、安心してね♪」
掘葉 動:「開けて…いいけど…ちょーーーーっと、天才もたまには失敗する…ってなコトもあったんで、カタチはちょっと悪いかなー?味は、配分間違えて無いはずだから…甘いはず!け、結論からいうと!いわゆる、ハッピーバレンタインってやつ!」(赤くなる)▼
加賀美 静:「いや、世話されないようにしたいから言ってるんだけど」諦めたような表情で。 「…………え。つまり、手作りの……チョコ?」
加賀美 静:焦って「お前、火傷とかしなかったか? 失敗しただけならいいけどさ、チョコって溶かすんだろ?」心配そうに言ってから「その、ありがとう。初めてもらったかもしれない」▼
掘葉 動:「世話しないと…いなくなりそーだし(小声)…そ、そーだよ…一度流行りに乗って…その天才だから、手作り、興味あったとゆーか…(モジモジ)」
加賀美 静:「ん? なんか言ったか?」聞き逃したようだ。
掘葉 動:「えっと、ちょーーーーっとだけ、火傷、少しだけ、した。で、見かねたおねーちゃんが殆ど手伝ってくれたから、あんまし、その…ゴニョゴニョ…初めてなのに、そんなヘンテコでゴメンね…」(赤い)▼
加賀美 静:「いや、結構手作りって大変なんだろ? ……っておい、やっぱり火傷してるんじゃないか、無理するなよ。そんな手で」そっと手を取って。「ありがとな」
加賀美 静:「初めてなのがさ、動のくれたもので嬉しいよ。絶対気合入れて作ったって分かるから、気持ちが嬉しい。やっぱり家で開けるよ。一人でニヤニヤしたい」▼
掘葉 動:「…ほーーーんと、静って、そーいうとこ、普通にやるからズルいなぁ…まぁ、楽しかったから、さ…次も贈るからね」
掘葉 動:「…一人でニヤニヤ…ま、いいよ。あーもうっ、次は二人でニヤニヤしたいなー、もうっ」(先に駆け出す)「て、ことで家まで競走!」▼
加賀美 静:「え、おい、味見してないのか。なら一緒に食う? こういうものって作り手と分け合うの何か失礼じゃないかと思って」
加賀美 静:「おーい、買い忘れないかー?」先に駆け出した彼女に声をかけて。「まあ、またくればいいか。しょっちゅう一緒に買い物してるし。おーい、待てよー」彼女を追って走り出す。▼
監督:…
監督:…
監督:次は、黄色のアネモネこと針糸さんと結衣のペアでございます。
針糸 通:よろしくお願い致します。
布留川 結衣:はい、よろしくお願いします!
針糸 通:『バトルより数日、のどかな昼過ぎ』
針糸 通:(お茶の準備が終わり、部屋の前。扉をノック)「失礼致します。お茶の準備が整いました」▼
布留川 結衣:ぱたぱたと駆け寄る音、続いてかちゃりと扉が開き「ありがとう、通。さ、入って」扉を開けて品よく微笑む
布留川 結衣:結衣の姿。レースのカーテン越しに部屋の窓から差し込む日差しは暖かく、穏やかな空気が部屋に満ちている。▼
針糸 通:銀のティーポッド、白いティーカップをテーブルに。「良きご陽気ですね………はて?他の御客様がいらっしゃると聞いておりましたが…」▼
布留川 結衣:「ええ、本当に。冬だとは思えないくらいね」扉を閉めてくるりと振り返り、少し悪戯っぽく笑って「それはね、貴方の分よ」
布留川 結衣:「私と一緒にお茶とは言っても、自分の分を用意することはないでしょう?」▼
針糸 通:「おや…それは…とても光栄で御座いますね」(前に比べると柔らかさが入った笑顔)
針糸 通:「確かに。一本取られましたね、これは。私の分までと申されては、断る事は出来ませぬな」(ゆるりと茶を淹れる。ふわりと香りが満ちていく。窓の外からは小鳥の囀り)▼
布留川 結衣:柔らかな笑みに嬉しそうに微笑み返し、席に腰かける。部屋に満ちていく香りにうっとりしたように目を閉じて。「ありがとう。……良い香りね」
布留川 結衣:「そうだ、お茶菓子を用意してもらったのだけれど。貴方にぜひ食べてもらいたくて」目をぱちりと開いて、机の上から小さな白い箱を引き寄せる。▼
針糸 通:「この香り、何度でもお届けいたしますとも。望まれる限り」
針糸 通:「お茶菓子…?そういえば本日は用意は不要と聞いておりましたが…なるほど、そう言う事で御座いましたか」(珍しそうに白い箱を見る)
針糸 通:▼
布留川 結衣:「それなら、私はずっとこの香りを楽しめるのね。嬉しいわ」
布留川 結衣:「ええ。ほら、そろそろバレンタインデーでしょう?」箱を開けるとふわりと甘いチョコレートの香り「厨房でケーキをお願いしたの。ザッハトルテなのだけれど」箱の中から白い皿にのって、4等分に切られたちいさめのホールケーキが出てくる。
布留川 結衣:小さなお皿と銀のフォークを用意しつつ「暫くこういうの、食べていなかったでしょう?」▼
針糸 通:「ああ、世はそのようなイベントで御座いましたな。互いに感謝と気持ちを添えて菓子を贈りあう…。おや流石は我が当家の厨房、良き見た目、程良き甘き香り…」
針糸 通:「…!」 「そういえば…実に、甘味は特に食べておりませんでしたね」▼
布留川 結衣:「お菓子だったり、花だったりもするみたいね。あとはカードを贈りあったりとか」「本当、美味しそうね。後でお礼を言っておかなきゃ」どことなくはしゃいだ声色で
布留川 結衣:「最近は特に戦いのことでも忙しかったものね。一戦終えたのだもの、少しくらいゆっくりしなきゃ」と取り分けた皿を手に取り、フォークを差し入れてひとくち分掬う。生クリームも添えて。
布留川 結衣:「はい、通。あーん」満面の笑顔で差し出し。▼
針糸 通:「…ですね。また一つ、夢、願いへ進めました…ゆっくり致しましょう」
針糸 通:「!!!???????」<あーん
針糸 通:「あ、あの、お嬢様…その、えと…これは…?」▼
布留川 結衣:「? バレンタインデーのチョコレートを通に食べてもらいたいなって思って」にこにこ「作ったのは私ではないけれど、そのぶん"これ"で愛情が込められたら……と思うのだけれど」
布留川 結衣:「せっかく、二人きりなのだし。……だめ?」フォークを差し出したまま、小首をかしげ▼
針糸 通:「…」(ちょっと考えて)「ふふっ、流石…結衣様、ですね。叶いません。小さい頃から、その芯の強さ…」
針糸 通:「恥をかかせてはなりませんな。身に余る光栄、堪能させて頂きます…」(あーんされる)
針糸 通:「…実に…嬉しいもので御座いますね」▼
布留川 結衣:ぱっと表情を明るくしてあーんした後、フォークを戻し「ん、喜んでもらえて良かったわ」頬をほんのり染めて嬉し気に微笑む
布留川 結衣:「私も嬉しい。貴方に喜んでもらえるのも……そうやって、名前で呼んでもらえるのも」もう一口すくって自然に差し出し▼
針糸 通:「…その為に、私は結衣様に仕えていくのです…あの日の誓いから、そしてこれからも…」(そして頂くワンモアあーん)
針糸 通:(味わい呑み込み)「実に美味…しかし、執事として、頂くばかりでは…」
針糸 通:「ということで、お嬢様、どうぞ…あーん」(差し出す)▼
布留川 結衣:「遠慮しなくていいよ?いつも面倒を見てもらっているのは私だもの。それにとても楽しいし」と、にこにこしていたのが
布留川 結衣:彼からフォークを差し出された瞬間、目を丸くして頬がまた赤くなる「え、えっと。……それじゃあ、」ちいさく口を開け、目を閉じて受け入れる▼
針糸 通:(微笑み)「お返しで御座います」
針糸 通:「愛情には愛情にて。結衣様、私の愛情は如何で御座いましょうや?」▼
布留川 結衣:良く味わって、閉じた目を開ける「ん、甘くて美味しいわ。ずっと、食べていたいくらい」「……もう、通のそういうところ、本当にずるい」少し唇をとがらせて▼
針糸 通:「おあいこ、で御座いますよ」(普段どおりに微笑むも少し耳たぶが赤い)
針糸 通:「…私は…通は、幸せもので御座います」(すっと立って紅茶を淹れなおす。きっと、おそらくは、顔は見せないように)
針糸 通:▼
布留川 結衣:立ち上がった彼の横顔をちらりと見て、小さく笑みをこぼす。「私も幸せものだわ。……でもここで満足しないで、一緒にもっと幸せにならないと、ね」淹れなおされた紅茶に口をつけ、広がる香りを楽しむことにした。▼
針糸 通:空の見える窓を見て広がる天を見上げる。「ええ。願いの果てまで。幸せに…しましょう」▼
監督:…
監督:…
監督:それでは最後に、エクリプス組こと黒のヒガンバナ、浅水蛍とニャンターちゃんのペアでございます。
ニャンター・ミッチャー:ニャーン!
浅水 蛍:よろしくおねがいしまーす!
ニャンター・ミッチャー:よろしくなのニャー!
浅水 蛍:静かな部屋の中、窓の外からは薄明かりが差し込む。夜が明けたのだと、知らせる日の光。
浅水 蛍:目を開けると、ひとつ大きく息を吐く。「……ニャンター」彼女の名前を呼べば、不思議と穏やかな声が出た。▼
ニャンター・ミッチャー:もぞり、と。 布団の上で動く気配がする。 視線を向ければその上で無防備に横たわる彼女の姿があるだろう。
ニャンター・ミッチャー:「…蛍ー」まるで寝起きのような、気の抜けた声であった▼
浅水 蛍:「ん、ここにいるよ。ニャンター」いつもの通りの声で、いつもと同じように応えて。布団の傍まで寄っていく。
浅水 蛍:「身体の調子は悪くないか?……無茶をさせて、ごめんな」触れそうで触れない距離に腰かける。▼
ニャンター・ミッチャー:「んーんー。 大丈夫だよー」ゆっくりとした動きで上体を起こすと、彼に向かってニコっと笑いかける。
ニャンター・ミッチャー:…蛍は違和感を感じるだろう。 そうだ、いつもの彼女なら顔を擦りつけてきたり、抱きついてきたりする筈だ。
ニャンター・ミッチャー:こんな風に、まるで『普通の女の子』のように接してくることは、余りなかった、と▼
浅水 蛍:「俺たちがエクリプスだったなんてな。……彼らにも女神にも申し訳ないことをした」戦い前に感じていた不安感も、最中の異様な高揚もすでになく。力はすでにないと感じても、不思議と心は凪いでいる。
浅水 蛍:そしてにこりと笑いかけてきた彼女と目を合わせる。感じる違和感に震える唇を開いた「ニャンター……?本当に、大丈夫なのか?」▼
ニャンター・ミッチャー:「…蛍は、悪くないんだよ。 あの悪いモノに利用されちゃっただけだから」寂しげに笑みを浮かべる。
ニャンター・ミッチャー:「でも、ニャンターさんは不安だった。 罰として蛍が取られちゃうんじゃないかって。 蛍が、いなくなっちゃうんじゃないかって」
ニャンター・ミッチャー:「だから、代わりにあげた。 ニャンターさんの、最後の力」そう言ってお尻の辺りを。 丁度、尻尾が生えていたかのように、愛おしそうに撫でる。
ニャンター・ミッチャー:「…勝手なことして、ごめんね?」▼
浅水 蛍:ぐっと唇を噛んで、首を何度も横に振る「そんな……謝らないでくれ。君が謝る必要なんてないんだ、謝るべきなのは、俺で」
浅水 蛍:「自分の夢のために力を借りて、歪ませて、不安にさせて。こんな形で力を……」「どうしたって償いきれるものじゃないのに。すまない」
浅水 蛍:「でも。……それだけ俺を想ってくれて、ありがとう」▼
ニャンター・ミッチャー:「んふふー。 ニャンターさんはいつだって蛍のことを想っているのだー」
ニャンター・ミッチャー:「でも、悪いと想っているのなら…ちょっとお願いを聞いて欲しいなー」語尾を延ばすところに猫っぽさを残す彼女は、そっと俯きながらそう尋ねる。
ニャンター・ミッチャー:蛍から見えない位置になった顔に、悪い笑みを浮かべながら▼
浅水 蛍:「ああ、もちろん。これだけ付き合ってもらったんだ。ーー俺が出来る事なら、何だって叶えるよ」「だから、聞かせてくれないか」うつむいた彼女に真剣な声色で答える▼
ニャンター・ミッチャー:「じゃあ———ニャンターさんと子作りするのだー!」ずずいと顔を思いっきり近づけて。
ニャンター・ミッチャー:不幸だとか悲劇だとかを感じさせない、猫みたいな笑顔で。▼
浅水 蛍:「………………へ?」ぽかん、と口を開けて「ちょ、まて、え? …………子作り!?!?」
浅水 蛍:近付いた顔にぐっと背を後ろに倒す「な、なんでそうなるんだ!?」にこやかな彼女に目を白黒させ▼
ニャンター・ミッチャー:「ニャンターさんは考えたのだ! 蛍にはこう…ニャンターさんみたいな人間が少ない! 全然少ない!」
ニャンター・ミッチャー:「だから悪いモノに誘われた時も、ニャンターさんだけじゃ力不足で操られちゃったのだ。 でも、蛍人付き合い苦手だから急に増やせって言っても無理なのだ!」
ニャンター・ミッチャー:「だから子作りして、蛍の大事な人を増やすのだ! そうすれば蛍もちょっとはあんなのに引っかからなくなるのだ!」酷い言いよう▼
浅水 蛍:「た、確かにこの世界で仲が良いなんて言える人は……そんなにいないけど」ぐさーっと思い切り弱いところを刺された情けない顔である
浅水 蛍:「"あれ"(ロアテラ)に引っかからないためのがそれってどうなんだ……」しおしお「そ、それに、そもそも物事には順序というものがあって、」▼
ニャンター・ミッチャー:「蛍はニャンターさんのことが好き! ニャンターさんは蛍のことが大大大大好き! これで順序は通ってるから問題ないのだ!」大 暴 論
ニャンター・ミッチャー:「…まぁ、流石に戦いおわって疲れてる蛍を更に疲れさせるのは辛いだろうから今日は勘弁してあげるのだ。 でもモタモタしてると襲うから覚悟するのだ」
ニャンター・ミッチャー:「あ、それともう一つお願いがあるのだ」思い出したように指を立てて▼
浅水 蛍:「あー……その通りだ、な?」何だかもうそれでいい気もしてきた。彼女にまた甘えているような、気もするけれど。「ひとまず、わかった。……だから襲うのはやめておいてくれな?」
浅水 蛍:「ん、この際だからいくらでも言ってくれ」ひとつ息を吐いて改めて姿勢を整える▼
ニャンター・ミッチャー:「…夢を追うのを、諦めないでね。 ニャンターさんは、蛍のそういうところに惹かれたんだから」
ニャンター・ミッチャー:そう言った彼女の顔には、とても柔らかくて優しい笑顔が浮かんでいた▼
浅水 蛍:ぐっと言葉に詰まって「……いいのか? あんなにつらい思いをさせてしまったのに」「でも、それが君の願いでもあるなら、俺はーー追い続けるよ」
浅水 蛍:「そして、今度はあんな歪んだ形じゃなくて。……もっとちゃんとした形で君を連れていくよ、だから」
浅水 蛍:「……結婚してほしい」彼女の手を取って、少し照れたように微笑んで。
浅水 蛍:▼
ニャンター・ミッチャー:「———はい、喜んで」愛おしそうに掴まれた手を見つめながら「それから、『君』じゃなくて、『君たち』に変えるのだ」
ニャンター・ミッチャー:「いつかきっと夢に辿り着くとき、きっと二人だけじゃないから。 だから」「———ずっとずっと、一緒だニャ」
ニャンター・ミッチャー:▼
浅水 蛍:「ああ、ごめん。そうだな、その通りだ」とくしゃりとわらって「必ず『君たち』を連れていくよ、あの海まで」
浅水 蛍:「ずっと一緒だ。……約束するよ、ニャンター」「何があったって、君がいてくれることを俺も望むから」▼
『わたつみのまほろば』完
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